回顧

ドリブルを教えていく上で重要な事が分かった。

ゴールの近くへ運ぶための手段の一つとして考えている内は
選手は普通を越える成長はまずしない。

大切な事はドリブルをどう捉えているかで多彩になるかどうかが決まる。

 

相手のウィークを狙う意識はあるか! そもそも、ウィークは何メートル 

 

で狭いと感じるか? 何メートルまでなら入り込めるか!



かわす技術、さそう技術、だます技術、押す技術、引く技術、ずらす技術

 

これを意識すると狭いスペースで鋭いボールタッチが反射的に出来るようになる。


鋭いボールタッチや、触れていない時に複雑な動作をする事で相手の対応

 

や判断力を鈍らせる。

マラドーナやメッシは、当然のようにこれをやる。

「すごいから」ではなくて「ふつうにしてる」から通用する。

普段から「ふつう」と感じる高度なテクニックを求めれば

ふつうにすごい事をやるようになる。

特別な事ではないのだけど

磨き上げるにはそれなりの時間と勝敗というリスクが増える。

育成段階で勝利という麻薬に侵されると、勘違いをする。

 

特に保護者の視点は、勝利か敗戦しかない。

 

指導者とは相容れない視点だが、指導者が時間をかけて伝えれば、共有でき



る視点ではあると思う!



指導者が勝利と敗戦にこだわってしまっては、育成する感覚が麻痺されてしまい

貴重な発達する時間を失う。

「させなければできない」 「させればできる」

指導者は何を求めるかで、選手の才能以上を引き出す時間を与えられるようになる。

我々グラスルーツ指導者は、プロの監督ではない。だから、勝利至上主義である必

 

要はない。



むしろ、育成至上主義でなければ、日本のサッカーレベルを左右する選手の成長

 

に致命的な限界を与えてしまう。

気づいているようで気づいていない事。

 

静学の井田先生や、野洲の岩谷さん、JSCの川島さんは、自分が知っている、ここの視点を持つ数少ない人達。

 

個のドリブル、グループのドリブル、そもそもドリブルとは何か?

それは、相手をだまして、かわして、はずして、ゴールを狙う手段!

だから、スイッチ、いなし、ACB、が活きてくる。